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親から子への事業承継で見直すべき“会社の顔”とは?
親から子への事業承継で見直すべき“会社の顔”とは?
事業承継というと、株式や経営権の引き継ぎに目が向きがちですが、実は“会社の見え方”こそが継承の本質かもしれません。
創業者が築いてきた歴史と、後継者が描く未来。その両方を尊重しながら、社内外に「変わる理由」を伝えるには、ブランディングの見直しが重要です。
この記事では、“会社の顔”であるロゴ・会社案内・Webサイト・コピーなど、事業承継の節目に見直すべき要素と考え方を解説します。
事業承継は“経営”だけでなく“印象”の引き継ぎでもある
事業承継は経営のバトンリレーであると同時に、“印象の継承”でもあります。
お客様・取引先・社員・地域の人々——会社に関わる多くの人たちは、その企業に対してイメージを持っています。
創業者の人柄、理念、現場の空気感。それらが「会社の顔」として社内外に伝わっている状態です。
事業承継では、こうした“無意識のブランド”をどう引き継ぐかが問われます。
会社の“顔”が今のままで伝わるだろうか?
承継のタイミングでは、“会社の顔”が今のままで本当に伝わるのかを見直す必要があります。
ロゴが古く感じる/Webサイトがスマホ対応していない/理念が社内ポスターにしか存在しない…。
こうしたズレは、社外に“変わらない会社”という印象を与えかねません。
後継者が変わるときだからこそ、見た目・言葉・伝え方のすべてを再点検することが大切です。
親から子へと変わるタイミングが“刷新”のチャンス
親から子へとリーダーが変わるタイミングは、“刷新の理由”が自然に受け入れられる好機です。
「二代目になったからこそ、こう変えたい」
このような理由は、社員にも取引先にも納得してもらいやすい状況にあります。
理念やビジョンを見直し、それをビジュアルやコピーに落とし込むことで、変化への共感を得るきっかけになります。
見直すべき“会社の顔”の具体例とチェックポイント
では、具体的に“会社の顔”とは何を指すのでしょうか?チェックリスト形式で整理します。
- ロゴ:創業当時から変わっていない/古い印象/印刷物とデジタルで不統一
- 会社案内:言葉遣いやデザインが今の雰囲気に合っていない
- Webサイト:スマホ非対応/更新されていない/社員紹介がない
- 採用パンフレット:写真や構成が古く、学生に刺さらない
- 企業スローガン:社内外で誰も口にしていない、浸透していない
まとめ|“想い”と“時代感”を両立させたブランディングを
最後に、“変えるべきもの”と“変えてはいけないもの”を整理しておきましょう。
事業承継におけるブランディングは、“全とっかえ”ではありません。
創業者の想いや歴史を大切にしながらも、時代に合わせて伝え方をアップデートしていくことが求められます。
それが後継者ならではの価値であり、“会社の顔”に未来を乗せるということなのです。
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