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撮影ディレクションで失敗しないために|企業撮影前の準備とコツ
撮影ディレクションで失敗しないために|企業撮影前の準備とコツ
コーポレートサイトや採用サイト、会社案内などに掲載する「写真」は、企業の第一印象を決定づける重要な素材です。
ところが、いざ撮影となると「どこで・誰を・どう撮るか」が曖昧なまま進めてしまい、出来上がった写真に満足できない…というケースも少なくありません。
写真のクオリティを左右するのは、実は“撮影前の段取り”と“現場のディレクション力”。
この記事では、企業撮影で失敗しないために知っておきたい「準備とコツ」を、具体的な視点でご紹介します。
なぜ「撮影前の準備」が重要なのか
良い写真は、カメラマンの技術だけでなく「目的の共有」と「段取りの精度」で決まります。
特に企業撮影では、ブランドの方向性や採用ターゲットなど、“写すべき内容”が事前に整理されているかどうかが明暗を分けます。
準備不足のまま撮影当日を迎えると、以下のような問題が発生します:
- カメラマンとイメージがすれ違い、無難な写真になる
- 時間が足りず、予定カットの半分しか撮れなかった
- 撮影場所が雑然としており、使えない写真ばかりに
撮影は“始まる前”が8割。準備の質が、成果を大きく左右します。
企業撮影でよくある失敗例
以下は、企業の撮影現場でよく見られる失敗パターンです。
- 場当たり的なカット指示:撮影内容が直前に決まり、現場が混乱
- 「とりあえず撮っておいて」スタイル:使い道が不明なまま写真が量産される
- 出演社員の緊張や無表情:準備・共有不足で“人柄”が出ない
- 現場が散らかっている:背景に不要物が写り、使えないカットに
- 撮影後の「想像と違う」:トーン・構図・雰囲気が目的とズレていた
こうした事態を防ぐには、撮影前の明確な「設計」が欠かせません。
撮影前に必ず押さえるべき5つのポイント
企業撮影を成功させるためには、以下の事前準備が不可欠です。
- 1. 撮影の目的と使用媒体を明確にする:
採用サイト用?会社案内用?どんな印象を伝えたいかを共有しましょう。 - 2. 撮影カットの構成案をつくる:
必要な写真の種類(人物、風景、シーン別など)をリストアップし、時間配分も計画。 - 3. ロケーションの選定と整備:
撮影場所の明るさ、背景、雑多感を事前に確認し、片付け・装飾も検討します。 - 4. 出演者の事前打ち合わせ:
写られる方にポージングや意図を伝え、安心感を与えることで自然な表情に。 - 5. ブランドトーンとの一貫性:
ロゴ・WEBサイト・パンフレットなど、他媒体とビジュアルのトーンを合わせる意識を。
現場ディレクションを成功させるコツ
撮影当日の雰囲気づくりや進行も、写真の仕上がりに大きく影響します。
ディレクションで意識すべきポイントは以下です。
- チェック用の参考写真を用意する:「この雰囲気で」と明確な共有ができる
- 社員の緊張をほぐす一言を:「笑ってください」よりも「楽しかったことを思い出してみてください」が有効
- その場で数カットをチェック:実際の写真を確認しながら方向修正を
- 裏方との連携:社員の誘導・小道具の整理・声かけなど、周囲のサポート体制も重要
スムーズな進行と細やかな配慮が、クオリティと信頼感につながります。
まとめ|“段取り”が良い写真を生む
企業の撮影は、単なる写真撮影ではなく「ブランディング」の一部です。
自社らしさや人柄、職場の雰囲気を丁寧に伝えるには、事前準備と当日のディレクションが極めて重要です。
撮影は1日でも、使うのは数年。その価値を最大化するために、今こそ「準備の質」にこだわってみませんか?
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