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WordPressでもここまで動く!JavaScriptで作る印象に残るWeb表現

2025.8.8コラム,コーディング

WordPressでもここまで動く!JavaScriptで作る印象に残るWeb表現

WordPressは“更新しやすいCMS”という印象が強いですが、
JavaScriptを組み合わせれば表現力の高い「動くサイト」にできます。
見出しがふわっと現れる、写真が視線に合わせて切り替わる、ボタンが手応えよく反応する。
こうした演出は、読みやすさや理解のしやすさを高め、記憶にも残ります。
本記事では、WordPressでも実現できる動きの種類と、デザインを損なわない実装の考え方をまとめます。

なぜ“動き”が必要なのか

情報が多いページほど、どこから読めばよいか迷いがちです。
そこで役立つのが“動き”。要点の順番を自然に示し、次に見る場所を教えてくれます。
ボタンやフォームの反応も、操作の不安を減らして完了率を上げます。
単に派手にするのではなく、「読む・押す・理解する」を助けるために使うのがコツです。

WordPress × JavaScriptでできること

狙いに合わせて“効く動き”を選びます。すべてを詰め込む必要はありません。

  • ・ スクロール連動:見出し・画像が表示領域に入ったらふわっと登場。読み進めるリズムが生まれる。
  • ・ マイクロインタラクション:ボタンやリンクが触れた瞬間に応答。安心して操作できる。
  • ・ 切り替えUI:タブ・アコーディオン・スライドで情報を整理。長いページでも迷いにくい。
  • ・ ページ遷移演出:切り替え時のちらつきを抑え、印象を保ったまま次の画面へ。
  • ・ 数値・グラフの強調:カウントアップや軽いハイライトで要点を目に留める。

デザインを活かす動きの作法

動きは主役ではありません。
色・写真・余白の雰囲気を壊さず、読みやすさを後押しする範囲で使います。
速さは短め、移動量は最小限。まずPCで心地よさを作り、スマホではさらに簡潔にします。
ファーストビューは1〜2要素だけを動かし、以降は章の区切りや要点の強調に絞ると、うるさくなりません。

軽くて速い表示を保つ工夫

“動く”ほど、速度への配慮が重要になります。
画像はWebP/AVIFなど軽い形式にし、サイズを出し分けて自動で最適なものを読み込みます。
アニメーションは負荷の少ない transformopacity を中心に。
スクリプトは必要なページだけに読み込み、スマホでは動きの密度を落としてサクサク感を優先します。

編集しやすい仕組み(ブロック対応)

公開後に社内で更新できることが前提です。
Gutenberg(ブロックエディタ)に「出現の方向」「遅らせる時間」「強さ」などの項目を用意すれば、
編集画面から動きを調整できます。
ヒーロー・カード一覧・FAQ・CTAなどは“ブロックパターン”にしておくと、
誰が触っても崩れにくく、更新が早くなります。

制作フローとチェックポイント

最初に、どこで・なぜ・どの程度動かすかを決めます。
短い動画モックや試作ページで合意を取り、実装へ。
公開前はPC/スマホの実機で次を重点チェックします。

  • ・ 読み込み速度とスクロールの滑らかさ
  • ・ 見出し・ボタンの可読性とタップのしやすさ
  • ・ フォーム入力時の案内やエラー表示の分かりやすさ
  • ・ “動きを苦手とする人”向けの軽減設定(動きオフ)

まとめ|小さく始めて効果を実感

WordPressでも、JavaScriptを組み合わせれば十分に“印象に残る”表現が可能です。
大切なのは、目的に合った最小限の動きを、軽くて速い実装で支えること。
まずはトップの要点や問い合わせまわりなど、影響が大きい部分から小さく導入してみませんか。

「自社サイトのどこを、どう動かすと効果が出る?」
——その検討から一緒に伴走します。お気軽にご相談ください。

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