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マーケティングフレーム 2. 内部環境分析

2021.12.2マーケティングフレーム

 
 
今回はマーケティングフレームにおける内部環境分析について解説していきます。

ここでいう内部環境とは、自社内の経営資源
つまり、人材・商品・サービス・技術 等のことを指し、
これらを分析することにより、自社の強みや弱みが明らかにまります。

また、内部環境分析は、外部環境分析で社会構造や経済状況を
明らかにしたうえで行うことにより、
自社の市場における位置を相対的に理解することができます。

それでは内部環境分析に有効な3C分析と、
分析に基づきユーザーに関する仮説を立てる
ペルソナ設計、カスタマージャーニーマップについて見ていきましょう。

 
 

 
 
3C分析

 
3C分析とは、

市場・顧客(Customer)
競合(Competitor)
自社(Company)

の状況を分析するフレームワークで、
外部・内部環境の現状を把握することができます。

外部的要因である市場・顧客と競合、内部的要因である自社の
3つの関係性を明示化することで
市場の動向と自社の立ち位置の双方を理解することができるため、
内部環境分析にあたって非常に有効な手段となります。

 
 
市場・顧客の分析
 
まずは市場・顧客の分析から始めることをおすすめします。
マーケティングは顧客視点で進めるケースが多く、
また、市場や顧客について知らないままだと、
自社を客観的に評価することができないからです。

▪︎業界の市場規模
▪︎市場の成長性
▪︎顧客ニーズ
▪︎顧客の消費行動・購買行動

 
上記の項目が、市場・顧客分析において
把握すべき代表例となります。

対象となる事象の規模感や変動パターン
分析しておくと良いでしょう。

 
 
競合の分析
 
次は競合の分析です。
基本データや市場状況、評価、強み・弱みなどを調査します。

競合のビジネスについて「結果」「要因」の2軸
つまり、競合他社のビジネスの結果と、その結果が出た理由
焦点を当てて分析を行うと良いでしょう。

▪︎競合各社の現状シェアと推移
▪︎各競合の特徴
▪︎競合の業界ポジション
▪︎新規参入・代替品の脅威
▪︎注目すべき競合企業
▪︎注目すべき競合対企業の今後想定される行動

 
こちらも分析しておきましょう。

 
 
自社の分析
 
ここまでの分析をもとに、自社を理解しどのような手を打つのか
経営戦略を立てていきます。

市場の変化と、その変化に対する競合の対応を把握する必要があります。

▪︎自社の企業理念・ビジョン
▪︎既存事業・自社製品の現状
▪︎既存ビジネスの特徴、強み、弱み
▪︎ヒト・モノ・カネの現有リソース、強み、弱み
▪︎資本力・投資能力

 
上記について
競合と比較して自社を分析していきましょう。

 
 

 
 
ペルソナ設計、カスタマージャーニーマップ

 
外部・内部環境分析で市場・自社・他社について把握した後は、
見込み客の想定と行動パターンの仮説について分析する必要があります。

それぞれの方法を見ていきましょう。
 
 
 
ペルソナ設計
 
ペルソナとは、製品やサービスの典型的な顧客モデルです。
理想的な顧客が誰であるか、彼らの日常がどんなものか、
抱える課題、製品やサービス購入の際にどのような意思決定を行うか、
といった項目について詳細に人物像を設定していきます。

ペルソナ設計の目的は、主に
1.目的を達成できるコンセプトの明確化
2.プロジェクトメンバー間の共有認識を生み出す

の2つとなります。

 
上の図のように、詳細を書き出していくと
具体像が浮かび、仮説を立てやすくなります。
 
 
 
カスタマージャーニーマップ
 
カスタマージャーニーマップとは、
ユーザーが商品・サービスとの関わりの中でたどる一連のプロセスを図解したものを指し、
今まで見えなかった顧客課題を発見する手掛かりになります。