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数字よりも伝えたい“気づき”のストーリー|キャリア支援を体験で感じるパンフレット設計
2025.10.27オープンキャンパス,アカデミックデザイン
数字よりも伝えたい“気づき”のストーリー|キャリア支援を体験で感じるパンフレット設計
多くの学校パンフレットでは、就職実績を企業名一覧で掲載しています。
確かに数字や有名企業は安心材料になりますが、それだけでは学生の心に響きません。
本当に伝えるべきは「その学生がどう成長したか」「どんな気づきを得たか」という体験の部分です。
この記事では、キャリアセンターの支援を“体験として感じられる”パンフレット構成について解説します。
高校生が「ここなら自分も成長できそう」と感じる、“リアリティのある広報設計”のポイントをお伝えします。
就職実績だけでは伝わらない“キャリアのリアル”
就職率の高さや内定企業の一覧は、信頼性を示す重要な要素です。
しかし、それだけでは“学校でどんな経験ができるのか”が見えてきません。
高校生にとって「どんなサポートがあるか」「どんな気づきが得られるか」のほうが、進学先を選ぶ上でリアルな判断材料になります。
特に近年の学生は、「成長できる環境」や「自分に合うサポート体制」に関心を持っています。
パンフレットには、数字の裏にある“人のストーリー”を感じさせる構成が求められています。
学生の気づきを生む「キャリアセンター」の役割
キャリアセンターは、単に就職活動を支援する場所ではありません。
学生が自分の興味や強みに気づき、将来を考えるきっかけを得る“成長の場”です。
このプロセスこそが、学校が持つ教育価値のひとつです。
たとえば、
- 面談を通じて「自分に合う仕事」を見つけた
- インターンシップで初めて社会の厳しさと面白さを知った
- キャリアセンターの先生との会話で将来の目標が明確になった
こうした“気づきの瞬間”を写真や言葉で見せることで、パンフレットは一気に“体験的”になります。
数字ではなく“体験”を見せるパンフレット構成
これからのパンフレットは、「一覧で企業名を並べる」のではなく、
学生一人ひとりの“成長体験”を中心に構成することが重要です。
例えばこんな構成が効果的です。
- キャリアサポートストーリー:キャリアセンターでの面談風景や学びのエピソード
- 成長のタイムライン:1年次からのサポートと気づきを時系列で見せる
- 進路決定までのプロセス:迷い・挑戦・発見の流れを感情的に表現
このように、「どんな経験を積んで、どんな自分に出会えたのか」を中心に構成することで、
高校生に“自分ごと”として想像させることができます。
写真で語るキャリアサポートの魅力
文字で説明するよりも、写真で“体験の空気”を伝えることが効果的です。
特にキャリアセンターでの表情や、就職先を見つけた学生の笑顔には説得力があります。
- 笑顔の面談シーン:先生と学生の距離の近さを感じさせる
- 就職活動中の一枚:緊張感や挑戦する姿勢が伝わる
- 内定後の喜び:達成感や安心感を表情で見せる
「この学校では自分も頑張れるかもしれない」
そう感じさせる1枚の写真こそが、数字以上の説得力を持つ“広報の武器”になります。
まとめ|“未来を想像できる”構成が志望動機をつくる
キャリア支援を「実績」で語るのではなく、「体験」で感じさせる。
それが、これからの学校パンフレットに求められる視点です。
高校生は、数字よりも“雰囲気”や“リアリティ”に反応します。
キャリアセンターを通して学生がどんな成長や気づきを得たのか、
そのプロセスを写真やストーリーで見せることで、「ここで学びたい」と思う気持ちが生まれます。
数字ではなく“体験”で伝える。
その一歩が、次の世代に選ばれる学校づくりにつながります。
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