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学部・学科ページのデザイン戦略|“トビラ”で始まりを伝えるビジュアル構成
2025.10.27オープンキャンパス,アカデミックデザイン
学部・学科ページのデザイン戦略|“トビラ”で始まりを伝えるビジュアル構成
大学や専門学校のWebサイトやパンフレットで、最も見られているページのひとつが「学部・学科紹介」です。
その中でも最初に目に入る“トビラ(扉)ページ”は、学生の印象を左右する重要な入口です。
単に「学科の説明文」から始まるのではなく、学びの空気感や学生の日常の風景が感じられるデザインで始めることで、
高校生に「ここで学んでみたい」という感情を生むことができます。
この記事では、学部・学科ページを魅力的に見せるための“トビラ構成”と、
文字に頼らず写真と数字で伝えるデザインのポイントを紹介します。
なぜ学部・学科ページの「始まり方」が重要なのか
高校生が学校サイトを訪れたときに最初に見るのが「学科ページ」。
つまり、ここが“志望動機が生まれる場所”です。
最初に見える1枚のビジュアルとキャッチコピーで、
「どんな学びがあるのか」「どんな学生がいるのか」を直感的に伝えられるかどうか。
この“始まり方”が、ページ全体の印象を決定づけます。
学科紹介ページは、情報を並べる場所ではなくストーリーの入口。
その学びが「どんな未来につながるか」をイメージできる導入が求められます。
トビラデザインで“学びの世界”を感じさせる
トビラとは、学科ページの最初に表示される大きなビジュアルエリア(キービジュアル)です。
この部分で「学びの世界観」や「学生の日常」を見せることで、印象が大きく変わります。
- 学生のリアルな表情:授業中のまなざしや会話シーンなど、自然体の写真を使用
- キャンパスの雰囲気:明るく開放的な環境を背景に撮影
- 学科の特色を一目で:実習、作品、研究など“学びの瞬間”を切り取る
この1枚の写真が「この学科で過ごす日々」を想像させる“扉”になります。
デザインはシンプルに、余白を活かして写真の説得力を最大限に引き出すことがポイントです。
数字だけでなく“日常の風景”で伝える信頼感
合格率、就職率、求人倍率などの数値データは、信頼を高める重要な要素です。
ただし、数字だけを羅列すると、印象が固くなり、感情的な共感が得にくくなります。
おすすめは、数字と写真をセットで見せる構成。
例えば、「就職率98%」の隣に、キャリアセンターで面談する学生の笑顔を配置する。
「国家試験合格率90%」の横に、仲間と励まし合う学習風景を載せる。
こうした“数字の裏にあるストーリー”を感じさせるデザインが、見る人の印象に残ります。
また、各学科の特徴に合わせて、トビラ部分に数字を大胆に配置するのも効果的です。
数字そのものをビジュアルの一部として扱うことで、情報が印象に残ります。
文字を減らして写真で語る構成のポイント
今の高校生は、長文を読んで情報を理解するよりも、
写真や短い言葉から“感覚的に理解する”傾向があります。
- 1ページ1メッセージ:「この学科で得られるもの」を一言で伝える。
- 1ビジュアル構成:写真1枚に想いを込め、余白を活かす。
- 短いコピー:「夢に近づく3年間」「現場で学ぶチカラ」など印象的に。
トビラ部分ではあえて文字を少なくし、
写真のもつ“空気感”で学校のリアリティを伝えることが大切です。
写真そのものが語ることで、言葉以上の説得力が生まれます。
まとめ|1枚のビジュアルが伝える“学科のストーリー”
学科ページのデザインで大切なのは、情報量ではなく“印象の強さ”です。
トビラで始まりを明確にし、数字や写真でストーリーを感じさせることで、
高校生にとって「わかりやすく」「親しみやすい」ページになります。
1枚の写真が伝える「空気感」、
1行のコピーが生み出す「共感」。
それが、学びの魅力を最も自然に伝えるデザインの形です。
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