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インスタグラムから学生モデルを起用する時のポイントと注意点
2025.10.28オープンキャンパス,アカデミックデザイン
インスタグラムから学生モデルを起用する時のポイントと注意点
最近では、専門学校や大学のパンフレットやオープンキャンパスサイトで、Instagramをきっかけに選ばれた学生モデルを起用するケースが増えています。
現役学生のリアルな雰囲気や自然な笑顔は、高校生にとって最も共感しやすい“憧れの姿”として強く印象に残ります。
しかしその一方で、SNS発のキャスティングには、肖像権や投稿管理のリスクも存在します。
この記事では、Instagramから学生モデルを起用する際のメリット・注意点・成功のポイントを、デザイン会社の視点から整理してご紹介します。
SNS時代の学生モデル起用とは?
これまでの学校パンフレットでは、事務所所属のモデルを使うことが一般的でした。
しかし最近では、SNSを通じて学生の雰囲気や個性を直接感じ取ることができるようになり、
「リアルで身近な学生」を起用する動きが加速しています。
特にInstagramは、日常・ファッション・表情のトーンが見えるため、学校のブランドイメージに合う学生を見つけやすいのが特徴です。
学生本人も、「学校の広報に出たい」「自分の学校をもっと広めたい」という思いで協力的なことが多く、双方にとってプラスの関係を築くことができます。
Instagramから学生を起用するメリット
SNSから学生を起用することには、次のような大きなメリットがあります。
- 1. 共感性の高いビジュアルが作れる:自然体で明るい表情が、高校生に「親近感」と「リアルさ」を与える。
- 2. SNS連動による拡散効果:モデル本人や友人が投稿することで、学校の認知拡大につながる。
- 3. ブランドトーンに合った人選が可能:投稿の世界観(服装・表情・色味)から学校のデザイントーンと合わせやすい。
また、Instagramで活躍する学生を起用することで、
パンフレットだけでなくWebサイトやSNS広告にも統一感を持たせた広報展開が可能になります。
モデル選定のポイント|“フォロワー数”よりも大切なこと
学生モデルを探す際、多くの人が「フォロワー数の多さ」を基準に考えがちですが、
ブランディングの観点ではフォロワーよりも“雰囲気”と“誠実さ”が重要です。
- 表情や雰囲気が学校のトーンに合っているか
(明るく・前向き・清潔感がある) - 投稿内容が学校の価値観に沿っているか
(不適切な発言や広告投稿がない) - 協力的な姿勢があるか
(撮影やインタビューに誠実に対応できる)
採用前にInstagramの投稿を確認し、本人の個性が“学校のブランドらしさ”に調和するかを判断することが大切です。
注意すべきリスクと対策
Instagramを活用したモデル起用には、いくつかの注意点もあります。
特に以下のポイントを事前に押さえておきましょう。
- 肖像権と同意書:写真・動画・SNS投稿などの利用範囲を明確にした同意書を必ず作成。
- 投稿管理:モデル本人がSNSで学校の撮影内容を投稿する際は、掲載タイミングや文面を確認。
- 継続使用の可否:卒業後の使用期限を設定しておく(例:卒業年度まで)。
- 炎上リスクの回避:過去の投稿内容も確認し、学校イメージと乖離していないかチェック。
また、写真の使い方にも注意が必要です。
SNS用の画像は短期間での活用が前提のため、パンフレットやWebでは“長く使えるデザイン”を意識して構成しましょう。
まとめ|SNS世代に響く“リアルな広報”を目指して
Instagramから学生モデルを起用することは、リアルで共感性の高い広報を実現する有効な方法です。
一方で、撮影・契約・投稿の扱い方を慎重に設計することが欠かせません。
最も大切なのは、学生本人の魅力と学校のブランドを一致させること。
「この学校の学生、素敵だな」と思ってもらえる1枚をつくるためには、
信頼できる制作チームと丁寧な企画づくりが不可欠です。
SNSとリアルをつなぐブランディングで、学校の魅力を次の世代へ伝えていきましょう。
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