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経営理念はあるけれど、伝わっていない?社内に“温度差”が生まれる理由
2025.9.20インナーブランディング
経営理念はあるけれど、伝わっていない?社内に“温度差”が生まれる理由
どの企業にも経営理念やビジョンは存在します。
しかし「掲げてはいるけれど、社員に浸透していない」「トップと現場で意識がまるで違う」と感じることはありませんか?
経営理念が単なる言葉で終わってしまう会社と、社員が日々の行動に落とし込めている会社の差はとても大きいものです。
本記事では、理念が伝わらず社内に“温度差”が生まれる理由と、その解決のヒントを分かりやすく解説します。
なぜ経営理念が伝わらないのか?
経営理念が「ある」だけでは社員に伝わりません。伝わらない理由の多くは、次のような点にあります。
- 言葉が抽象的すぎる:現場の業務にどうつながるのかが分からない。
- 発信の機会が少ない:入社時に説明して終わりで、その後触れることがない。
- 経営層と社員の視点の差:トップの熱量と、現場の実感が一致していない。
- 行動に結びつかない:「理念は知っているけれど、仕事でどう活かすのか不明確」。
つまり、理念を「掲げる」ことと「伝わる」ことの間には大きな隔たりがあるのです。
社内に“温度差”が生まれる背景
理念が浸透していないと、次のような“温度差”が生まれます。
- 経営層は熱心だが社員は冷めている:メッセージの伝達が一方通行になっている。
- 部署ごとに理解度が違う:営業は意識しているが、管理部門は疎遠といった差。
- 古参社員と新入社員で意識に差:理念を「昔からのもの」と捉えるか、「新しい指針」と捉えるかで温度差が生じる。
こうしたギャップは日々の仕事に小さな不一致を生み、やがてはモチベーション低下や組織の分断につながります。
理念浸透がもたらす効果
理念が本当に伝わり、社員が腹落ちしている状態では、以下のようなプラスの効果が期待できます。
- 一体感の向上:目標が共有され、チームワークが強まる。
- 判断基準が明確になる:迷ったときに理念を基準に判断できる。
- 社員の誇りと定着率向上:「この会社で働いている意味」を実感できる。
- 外部評価の向上:顧客や採用候補者に伝わるメッセージが一貫し、信頼を得られる。
理念を伝えるためにできること
理念を単なるスローガンで終わらせず、社員が実感できるようにするためには、次の取り組みが効果的です。
- わかりやすい言葉に置き換える:現場の仕事にどうつながるかを具体的に示す。
- 繰り返し伝える場をつくる:定例会議や社内イベントで理念に触れる機会を増やす。
- ビジュアルやストーリーで共有:動画・社内ポスター・社員の体験談などで体感的に伝える。
- 社員を巻き込む:理念に基づく行動事例を社内で紹介し、当事者意識を育てる。
大切なのは、理念を「覚えさせる」ことではなく、社員が自分の言葉で語れるようになることです。
まとめ|理念を「共有」から「実感」へ
経営理念があるのに伝わらないのは、抽象的・一方通行・実感できない、といった理由が背景にあります。
その結果、経営層と社員の間に“温度差”が生じ、組織力が弱まってしまいます。
ブランディングの観点からは、理念をわかりやすく翻訳し、繰り返し伝え、社員が自分ごと化できる環境を整えることが重要です。
理念を「掲げる」から「実感できる」へ――それが組織を強くし、未来につながる第一歩です。
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