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パンフレットの頁数を減らしても魅力を伝える|大学・専門学校の新しい制作方法

2025.8.27大学・専門学校

パンフレットの頁数を減らしても魅力を伝える|大学・専門学校の新しい制作方法

近年、大学・専門学校の広報においてパンフレットの頁数削減が進んでいます。
制作・印刷コストの高騰やSDGs(紙資源削減)、Webや動画での情報補完が一般化したことにより、従来の「40P以上」の冊子から「16〜24P」程度にコンパクト化する流れが広がっています。
しかし、頁数を減らしても学校の魅力を伝える設計をすれば、むしろ受験生の読了率は高まり、行動(資料請求・OC予約)につながりやすくなります。
本記事では「削っても伝わる」パンフレット制作の考え方と、Web連携を前提とした新しい広報の形をご紹介します。

なぜ頁数削減が求められるのか?(背景)

  • 制作費の高騰:紙代・印刷費・配送費の上昇で従来型ボリュームを維持しにくい。
  • 受験生の行動変化:長文を読まない、スマホで補完情報を確認する傾向。
  • 環境配慮:紙資源の削減・SDGsへの配慮が求められる。
  • 情報の鮮度:細かい入試情報や就職実績はWeb更新に委ねる方が効率的。

削ってはいけない必須要素とは?

頁数を減らしても必ず残すべき“核”は以下です。

  • 学校の全体像:ビジョン・特色・学べる領域マップ。
  • 学科紹介:学べること/作品/就職・資格実績を1〜2Pで簡潔に。
  • 学生・卒業生ストーリー:「ここで学んでどう変わったか」を数例。
  • キャンパス写真:施設・雰囲気が直感で伝わるビジュアル。
  • 入試/学費:誤解が生じやすいため、基本情報は必ず紙で掲載。

レイアウトで魅せる|少ない頁で伝わるデザイン術

  • 見開き1メッセージ:「強みは3つ」「学科ごとに同じフォーマット」で整理。
  • 余白と写真:文字を減らし、直感で伝わる写真比率を増やす。
  • インフォグラフィック:就職率・資格取得数は図表化して1/3スペースに。

コピーとストーリーで“深み”を補う方法

  • キャッチコピー:「結果+根拠」を短文で。例:「週2実習で“できる”を育てる」。
  • 短いストーリー:学生の一言+写真で臨場感を出す。
  • 教員コメント:学科ごとの教育姿勢を1文で補足。

Web連携で紙を補完する(QR/LP/動画)

  • QRコード活用:学科ページ→Webの詳細カリキュラム/作品集/動画へ誘導。
  • 動画:30秒のショートムービーで「雰囲気」を補う。
  • 出願直結:入試ページのQRで「出願フォーム」や「説明会予約」に遷移。

短冊構成・ミニパンフの活用事例

  • 短冊パンフ:学科別に小冊子化し、必要な分だけ配布。
  • ミニパンフ:8P〜12Pで「強み」と「行動導線」だけを凝縮。残りはWebへ。
  • 差し込み型:コア冊子+入試・学費ページを差し替え可能にする運用。

制作フローとコストメリット

  • 取材・撮影量の削減:全学科1日撮影で効率化。
  • 校正・編集の簡素化:頁数が少ない分、チェック工程が短縮。
  • 印刷・配送コストの削減:16P化で従来比▲30〜40%。

まとめ|紙×Webのハイブリッドで伝わる

頁数削減は「魅力を削る」ことではなく、構成を磨き、Webと連携して情報を分担することです。
少ない頁で「共感と魅力」を伝え、詳細や最新情報はWebに預ける。これこそが、コスト効率も成果も両立させる新しいパンフレット制作の方法です。

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